一流ホテルのロビーで、外人さんと待合わせ。周囲は、ブラックスーツ(略礼服)に白ネクタイ姿の一団が、声高に談笑、大手を振って歩き廻る。
不安げな顔で現れた彼が、小声で聞きます。
「カレラハ、ヤ○ザ?」
「いや、結婚式の人達ですヨ」
「アレハ、ジャパニーズフォーマルウエア?」
「イエス、フォーマル、略礼装です」
「ノー!ビジネスウエア。ダーティナ、ビジネスノネ…」
1980年代の出来事ですが、今日も何処かで、同じ様な光景が見られる事でしょう。
略礼装は英語でin-formal。ご存じのように、formalは礼装、inは打消し、反対の接頭辞。「略礼装は礼装にあらず」…この様な場にふさわしくない「無礼な、非礼な、失礼な装い」と、世界の多くの人々が認識しています。
「他人に迷惑かけなきゃ、何をやっても…」と言うのが、近頃の日本人の風潮のようですが、ブラックスーツ(略礼服)に白ネクタイの略礼装は、「礼装でない」のみならず、在日来日の外国の人々に不安感、不快感、嫌悪感、恐怖感を与え、現実に多大な迷惑を掛けています。そして世界の人々に、日本人について、大きな誤解と憎悪感を与えかねません。
略礼装は日本の恥…ホテルのロビーを闊歩するなかれ!日本の常識、略礼装は、世界の非常識…即刻やめるべきです。これは、21世紀緊急課題の「礼装問題」です。「過チヲ改ムルニ憚ルコト勿レ」
ブラックスーツは、礼服ではありませんが、着方・着こなし次第では、色々なパーティの場にふさわしく、世界の多くの人々が認める、グローバル・スタンダード(世界基準)の礼装になります。 それが、タキシード会議が皆様に御勧めする「楽礼装」です。
御陰様でタキシード会議提唱の、スーツによる「タキシードな楽礼装」が、最新のドレスコード「Black tie
optional」(タキシードは御随意に)として、国際的に認知されました。
このホームページを御覧になり、私共の趣旨に賛同、実践して頂いた皆様に、厚く御礼申し上げます。
最初に、礼服と礼装の関係を、明確にします。礼服イコール礼装では、ありません。 定められた『服』を、定められた様に『着る事』が、厳しい封建時代の服装でした。『服』と『装』は常に一体でした。現在でも燕尾服は、一つの服で、一つの着方しか有りません。礼服を着る事が、即ち礼装となります。そして日本の多くの人々は、タキシード着方を一つしか知りません。礼服と礼装、混同なさる方が多いのも、当然です。
『服』と『装』を分けて考えてみて下さい。
礼服は、礼装用の服、礼装品の一つで着るモノ「ハード」です。
礼装は、礼装用・その他の服・シャツ・小物を組合わせて、着るコト「ソフト」です。
その組合わせ方・着方・着こなし方は、色々と考えられます。一つの『服』で、色々な場にふさわしい、色々な『礼装』が出来るのです。
タキシード・ビジネスの服・カジュアルな服を、色々なフォーマルな場にふさわしく着こなす…その様な事が、容易に出来る様になります。
これは、大いに楽しい事です。着まわし上手が、本当のお洒落です。
一つの礼服について、一つの着方、一つの礼装しか知らない…これは哀しい事です。衣裳持ちは、お洒落ではありません。一つの『服』で、一つの着方『装』しか出来ない、可哀相な人です。
「天は、人の上に人を作らず。人の下に人を作らず。」人は、もともと自由で平等でした。それが、いつしか人は、人の上に人を作り、人の下にも人を作りました。
「人の上の人」は、人々と違う服装をしました。「人の下の人」は、人々と違う服装をさせられました。この事は、紀元前4000年〜3000年の古代文明の遣蹟遣物に、見る事ができます。身分制度、階級制度と共に、礼装は生まれました。
封建時代、礼装は、身分・階級・職業・人種・地域・宗教・時間・場所・場合・儀式により、着る物の形・色・素材・アクセサリーから、着方まで、事細かに定められました。君主が代わった時に全面改正されたり、時には、君主の都合や、思い付きで度々変更されました。
礼装は、君主の権力を誇示し、保持し、封建制度を維持、発展させる、絶対に必要でした。人々は忠誠心の証として、定められた「正しい礼装」を致しました。礼装を違える事が、死に繋がる場合もありました。礼装を守る事が、命を護ることでした。色々な礼装がありながら、自由に着る事のできない、悲しい、厳しい「正しい礼装」の時代でした。
今は、再び自由で、平等な民主主義の社会です。礼装は、パーティを楽しむための装いになりました。自分の礼装は、自分自身の自由な意志で、全く自由に決めて、良いのです。何の強制も制約もありません。気兼ね、気後れ一切無用、気軽、気楽に、自分流の礼装が楽しめる「楽しい礼装」の時代です。
ただし、歴史的、文化財的、公の儀式の場合には、伝統的な「正しい礼装」を、後世に正しく伝えるためにも、もっと積極的に「正礼装」を致しましよう。
「力ジュアルが、フォーマルになる。」これは古今東西、変わらぬ事実です。羽織袴は旅行着から、モーニングは朝の散歩服から、燕尾服は乗馬服から、タキシードは居間でのくつろぎ着から、それぞれ礼服になりました。礼服もルーツを探れば普段着です。御大層な、大げさな、大変な代物ではありません。気楽に、気軽に、すこしラフに着て見てください。
昔の普段着タキシードは、礼装用以外のシヤツ、小物と組台せると、力ジュアル感覚の洒落た礼装になります。
礼服がなくたって、お手持ちの服に礼装用のシャツ、小物を組合せると、気軽な礼装になります。普段着も、立派な礼服になるのです。
「儀式…正しい礼装で出席しなければ。」と考えると、礼服の出番は、ほんの少ししかありません。
「パーティ…楽しい礼装で参加しよう。」となれば、礼装用の服・シャツ・小物の出番は、数知れず沢山あります。
誕生・七五三・入園・入学・卒業・成人・合格・就職・昇進・結納・結婚・出産・快気・転勤・転職・就任・歓送・歓迎・新築・増築・改築・落成・開店・開業・創業・創立・当選・入選・入賞・受賞・受章・叙勲・定年・退職・銀婚・金婚・還暦・喜寿・傘寿・米寿・卆寿・白寿・その他色々、人生節目の御祝いパーティ。
お正月・バレンタインデー・ひな祭り・こどもの日・母の日・父の日・夏体み・敬老の日・ハロウィーン・クリスマス・忘年会・その他色々、一年のお楽しみパーティ。 ダンス・力ラオケ・ディスコ・その他色々、趣味のお楽しみパーティ。
ホテル・レストラン・バブ・船上・庭園・リゾート・別荘・自宅・その他色々な所での、色々なパーティ。
貴方と私、恋人同士・夫婦仲良く・家族一緒・親類縁者・一族郎党・社員一同・仕事仲間・取引関係・異業種交流・同窓同門・同郷同友・同好愛好趣味の会・自治会・町内会・向三軒両隣・PTA・幼馴染み・悪友親友遊び友達・その他色々、ワイワイガヤガヤ集まっての楽しいパーティ。
とにかくパーティの数だけ、礼装のチャンスはあります。気楽に気軽に「楽しい礼装」で、お出掛けください。
「何事も 易きに付くが 世の習い」礼装品も同じです。
礼服も、19世紀の燕尾服から、21世紀のタキシードになりました。
蝶ネククイも、手結びタイプは、ほとんど皆無、鍵ホック止めが普通です。
礼装用シャツも、カラー付け外し式の並衿から、カラー縫付けの立衿に替わり、面倒なスタッド釦がいらないヒ∃ク仕立てや、スタッド釦風の釦が付いた物もできました。ノーアイ□ンで、手入れの楽な新素材も、使われています。
着て楽しい礼装品の第一条件は、楽に着られて、着ていて楽な事です。面倒、窮屈は、御免です。
礼装に用いる服・シャツ・小物は、昔・本物・正式・高級・フランドに、こだわらず、簡便簡略、着易くて、着楽な物を選んでください。
いわゆる「正しい礼装」ではありませんが、楽に着られて、着て楽な、タキシードの楽しい着方、着こなしの、一例です。
リゾート、ホームパーティなど、気楽なパーティでは、思いっきりラフに着てください。
着て楽で、着て楽しい「楽礼装」は、楽しいパーティを、お約束致します。
これまでの礼装の考えは、今から6000年以上も昔に、身分制度、階級制度と共に生れました。
「正礼装」には、これで間違いないか、正しいか、常に不安と緊張感が付きまといます。
「準礼装」には、「正礼装」でないと言う、後めたさ、肩身の狭さ、疎外感が残ります。
「略礼装」には、皆と一緒と言う、奇妙な安心感はありますが、ファッショナブルではありません。
「正しい礼装」の意識がある限り、例え、ドレスコードがあっても、礼装についての、不安と不満は解消されず、「パーティ恐怖症」は治りません。
これからは、パーティを楽しむ礼装「楽礼装」です。
着る前…パーティが決まった、その時から、何を着ていくか、如何に着こなすか、あれこれ考える楽しみ。
着た時…思った通りの自分流の礼装が、出来た喜び。
着ている時…「素敵ですね。」なんて言われたら、嬉しくて、楽しくて。
着た後々迄も…あのパーティは、良かったなぁ。
「楽しい礼装」で、心ゆくまでパーティをお楽しみください。
「楽しい礼装」と言っても、全く自由な服装をしても良い訳では、ありません。
「楽礼装」は、お洒落ゲームです。多少の制約やルールがあってこそ、ゲームは楽しいのです。
「楽礼装」にも、ルールはあります。ルールは簡単、楽に覚えて、楽に実行できます。
パーティを楽しむには、そのパーティの場に、ふさわしい礼装をする事が、大切です。 まず、そのパーテイの場面を想定してみてください。
その場面々々に合わせた礼装を考えます。
次に、そのパーティでの立場を、考えてください。
主役? 脇役? 引立役の三枚目? その他大勢のチョイ役?
人は皆、変身願望を持っています。主役なら大変身も、大いに結構ですが、主役以外なら、何時もと少し違う自分に、周りの人と少し違う自分に、変身するのが宜しいでしょう。
目分自身の立場は勿論、同伴同行なさる方、同席なさる方々の立場にも、十二分に配慮する事が、礼儀に叶うと言うものです。
特に、同伴なさる女性の立場は、十分に尊重してください。ドレスと良く似合う着方、着こなしを考えてください。
例えば、蝶タイ、力マーバンド、ポケットチーフの色を、ドレスに合わせる。
例えば、ブ□ーチ、コサージ、ス力ーフ等アクセサリーを、お揃いにする。これは、女性に喜ばれます。
立場をわきまえ、場面にぴったり、そのパーティの場に相応しい礼装が出来るようになるには、何事も経験、場数を踏む事が大切です。
「仮装」「場違いな格好」と言われ様とも、自分流の「楽礼装」で、パーティには、積極的に気楽に出掛けて、存分に楽しんでください。
すぐに、着こなし自由自在、臨機応変、干変万化の「楽礼装」の達人になれます。
「楽は苦の種、苦は楽の種」6000年以上も、我々を苦しめ続けた礼装も、今では気軽気楽に、パーテイを楽しむための装いになりました。
パーティも増えました。礼装する機会も増えました。礼装用の服・シャツ・小物も、着易い様に、着て楽な様に改良されました。
その着方、着こなしは自由です。時には、思いっきりラフに着て楽しむも、良いではありませんか。
ただし、「楽礼装」のルールだけは、守ってつてください。
パーティの場に相応しい「楽礼装」は、ご自身のみならず、回りの人々も、楽しく致します。
全員が、それぞれの「楽礼装」で参加すると、パーティ全体が、もっともっと楽しくなります。
「楽は楽の種」です。楽しくなければ、パーティではありません。
気楽に、着楽な、楽しい礼装、宴JOY FORMAL「楽礼装」で、楽しいパーティに、いざ、Let'go!
礼装のグローバル・スタンダード(世界基準)を知れば、礼服無しでも礼装が出来ます。
礼装に自信が持てます。
21世紀。世界は、対立から融和を目指します。地球規模での国際化は、避けられません。今は、人種、国、宗教、文化、世代、等々、様々な違いを超えたグローバル・スタンダード(世界基準)が、あらゆる分野の「モノ」「コト」に求められている時です。礼装とて例外では、有り得ません。
タキシード会議は、世界の多くの人々が「礼服」「礼装」と認識している、「着るモノ」「着るコト」の最大公約数・共通項を以って、礼装のグローバル・スタンダード(世界基準)として提案させて頂きます。
これならば、一国だけの慣習、一時期だけの流行に、右往左往・左顧右眄する事なく、世界中どこでも通用し、その場に相応しく、且つ貴方らしい礼装が、自由自在に楽しめます。
英国の伝統、アスコット・モーニングの正しい礼装は、モーニングの上着&ベスト&縞ズボン+立衿のシャツ+アスコットタイの5点フルセット。
モーニング無しでも、この内の何点かを用いれば、世界の人々が認める、グローバル・スタンダードの「アスコットな楽礼装」です。 例えば・・
世界の礼服、タキシードの正しい礼装は、タキシードジャケット&パンツ+立衿のシャツ+蝶ネクタイ&カマーバンドの5点フルセット。
タキシード無しでも、この内の何点かを用いれば、世界の人々が認める、グローバル・スタンダードの「タキシードな楽礼装」です。 例えば・・
燕尾服、モーニングも、今は昔の時代衣裳。着用のT.P.O.を誤れば、正装も仮装に見られてしまいます。
略礼服(ブラックスーツ)は、日本だけの礼服。せかいの多くの人々の目には、単なる黒い服としか映りません。
まして、これに白ネクタイでは、世界の人々に良い印象を与える訳が有りません。誤解されても、当然です。
タキシードなら、これを着ているだけで世界の多くの人々が、礼装と認識致します。正しいタキシードの礼装・正礼装は勿論の事、色々な服・シャツ・小物と組合せて、色々なパーティの場に相応しく、且つ貴方らしい、色々な楽しいタキシードな礼装・楽礼装が楽しめます。
そぉうなんです。タキシードって最高なんです。
几帳面で真面目なタキシード。チョッピリ気取ったタキシード。
少しふざけたタキシード。ハメを外した馬鹿騒ぎのタキシード。
色々な顔を見せる表情豊かなタキシードが大好きです。
タキシードで遊ぼう!タキシードを遊ぼう!タキシードと遊ぼう!
遊べるフォーマルはタキシードだけです。
『ラフに着て 着楽気楽のタキシード 遊び心と 洒落っ気でキ・メ・ル』
パーティとは「宴」!飲食を伴う楽しい集まり、会合です。
昔程ではありませんが、欧米では、昼と夜とで礼装が違います。日本の様な「夜のモーニング」はありません。
まだ判断が付かない場合は、タキシード会議の礼装相談へ
学校、職場、儀式などの服装の規範、きまりの事です。
儀式・会合・パーティ等の招待状・案内状に書いてある服・装の指定を、ドレスコードと言います。
ブライダルに限らず、パーティ全般の良い雰囲気作りには、出席者全員の協力は欠かせません。そのために、ドレスコード(服・装の指定)が有るのです。
招待状・案内状のドレスコードに従うのが、招待される側のルールです。マナーです。それが納得出来ない??のドレスコードの場合でも・・です。
例えば、「ブラックタイで・・」と書いてあれば、タキシードを着る事になります。
「平服で・・」とあっても、平服そのまんまは、イケマセン!。平服で「タキシードな楽礼装」or「アスコットな楽礼装」をして、お出掛け下さい。
招待状・案内状にドレスコードを記すのが、招待する側のマナーです。ルールです。どんなドレスコードでも、一存で自由に決められますが、具体的で判り易く・・楽しいパーティになる様な、ドレスコードを考えて下さい。
例えば、「私の好きな○○色で祝って下さい。」とか、「蝶タイだけは、して来てね。」とか、「平服の楽しい礼装で御出掛け下さい。」とか・・。
思い付かない時は「タキシード会議のドレスコード」を、そのまま用いるのも宜しいでしょう。
パーティを主催なさる方々、お誘いには、タキシード会議のドレスコード(服装の指定)を添えて貰えませんか?
これで、結婚式・パーティに、なに着て行けば?と悩む人は激減します。
礼装は、周りの人々と全く同じでは駄目!違い過ぎても駄目!どちらもパーティ楽しめません。
ちょっと違うくらいが、丁度良いのです。『楽礼装』なら、その人らしい着方・着こなしでパーティ楽しめます。
礼装の分類 | 組合わせの基本 |
---|---|
[モーニングの正礼装] | ⇒モーニング三つ揃+立衿シャツ+アスコットタイor礼装用ネクタイの組合わせ。 |
[アスコットな楽礼装] | ⇒スーツ・ブレザー+立衿シャツ+アスコットタイor礼装用ネクタイの組合わせ。決め手は立衿シャツ&アスコットタイ。 |
[タキシードの正礼装] | ⇒黒のタキシードジャケット&パンツ+立衿ヒダ胸シャツ+黒の蝶ネクタイ&カマーバンドの5点フルドレスの組合わせ。 |
[タキシードの楽礼装] | ⇒タキシードジャケット&パンツ+立衿のシャツ+蝶ネクタイ&カマーバンドの5点フルドレスの組合わせor5点フルドレスの内、何点かの組合わせ。決め手はタキシードジャケット。 |
[タキシードな楽礼装] | ⇒カジュアル・ビジネスの色々な服+タキシード5点フルドレスの内、何点かの組合わせ。決め手は蝶ネクタイ。 |
[燕尾服の正礼装] | ⇒燕尾服三つ揃+立衿イカ胸シャツ+白蝶ネクタイの組合わせ。 |
フォーマル・正装(礼装・正しい服装)の大きな歴史の流れから、次の様な推論は、可能かと思われます。
フォーマル・正装は、身分制度、階級制度と共に生まれました。その歴史は、紀元前4000年位まで遡れます。当時の遺跡、出土品から、身分・階級により、服装に違いがあった事は、十分推察出来ると思います。
フォーマル・正装は、封建社会では、支配階級にとって自らの権力、体制の維持、発展、強化の為に、必要不可欠なものでした。フォーマル・正装は、礼装のみならず日常の服装にまで、強制されました。規定外の色・素材・アクセサリー等、少しでもフォーマル・正装を違える事は、命取りになりました。
フォーマル・正装は、民主社会になって、その存在理由を失いました。然し6000年以上の長きに亘り、我々の生活を支配して来たフォーマル・正装です。未だに、これまでのフォーマル・正装に縛られている人も、これまでのフォーマル・正装を必要とする、組織、社会が存在している事も事実です。
フォーマル・正装は、21世紀目前の今、全ての「モノ」「コト」と同様に、大きな転換期にあります。民主化、国際化、情報化が、相互に作用し合って、全ての「モノ」「コト」は加速度的なスピードで変わりつつあります。私共は、変革の方向を「正」から「楽」に向かうと考えています。フォーマル・正装は、今混乱の真っ只中にあります。近年、正装・正しい礼装に関する質問が、急増しています。
フォーマル・正装は、21世紀には、これまでの封建社会、縦の人間関係を支えて来た「正しい礼装」から、民主社会、国際社会、情報社会のもとで、無限に拡大する人間関係の輪、ネットを構築し、支える為の「楽しい礼装」に変わります。
フォーマル・正装の未来です。「楽しい礼装」は、例外無しに着装自由です。人々は、色々なパーティの場に相応しく、且つ、その人らしい「楽しい礼装」で、パーティを楽しむ様になるでしょう。自由な着装が許されない、これまでの「正しい礼装」が、例外中の例外になる事だけは確かです。
タキシード会議が提唱する、グローバル・スタンダード(世界基準)の「楽しい礼装」は、世界の多くの国々で「既に起こった未来」です。我国でも「新しい現実」として、社会的合意を得るのも間近です。
最後に一言。変わらぬ様なフォーマルも、急激に変化しています。
今、世界の多くの人々が認識している「礼服」は、「タキシード」だけです。
世界の多くの人々が認識している「礼装」が、「タキシードな礼装」と「アスコットな礼装」です。
そして、「スーツが礼服になる」のも時間の問題です。
21世紀には、パーティは勿論、現在、礼装不要とされるカジュアルなパーティも、パーティとは思われない集りも、その「場」に相応しい、其の人らしい「楽しい礼装」で出席する様になる、と思います。私の見聞した事例のいくつか紹介致します。
以上の事例の様に、タキシード会議が提唱するグローバル・スタンダード(世界基準)の「楽しい礼装」は、世界の多くの国々で「既に起こった未来」です。
我国でも「新しい現実」として、社会的合意を得るのも間近です。
貴方様も、パーティの場に相応しく、且つ貴方らしい「楽しい礼装」で、宴JOYパーティ満喫して下さい。