現在では、指揮者・演奏者の礼装に、特に決まりは無い様に見受けますが、タキシードを用いる人が多い様です。
クラシックの場合、指揮者・ピアニスト・コンサートマスター・声楽家など主だった人々が、燕尾服を着用する場合もあります。
普通は、略礼服でも、ブレザーでも、蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルになる、と御考え下さい。
蝶タイは、燕尾服用の白蝶タイが一番フォーマル、次いで正礼装タキシードの黒蝶タイが、その他の色は、楽しい礼装用かと思います。
そうそう、サントリーホールのこけら落としのコンサートの時は、全員がワインレッドの蝶タイ&カマーバンドでした。
曲目・会場によっては、礼装にこだわらずに、楽しい服装の方が、盛り上がる事もあります。
例えば、某合唱団の様に、外国民謡の時は上着も蝶タイも外して、明るい色の布をアスコット風に、カマーバンド風に用いるとか…。とにかく、エンターテイメントな演奏と服装で、お客様を楽しませてあげて下さい。
なお、私は音楽界については、全くの音痴…、調子外れの答で、ゴメンナサイ。
オーケストラの楽団員の服装については、全く同感です。しかし、殆どのオーケストラが赤字運営の実状では、仕方の無い事でしょう。その都度、貸衣裳も利用している様です。
それよりも、私が気になっている事を一つ。それは、タクトを振っている指揮者の袖口です。
シャツのWカフスが、燕尾服の袖口に引っ掛かって、なかなか元に戻らない。「礼装用のシャツは、本カフス!Wカフスじゃありません!」って、教えてあげたいですね。
まぁ細かい事には、目を瞑り、素敵な音色にたっぷりと、浸ろうではありませんか。