結婚式・披露宴となれば、何も考えずに、普通の礼服(ブラックスーツ)に白ネクタイの普通の礼装(略礼装)で出席なさる方、大勢いますよね。貴方様がおっしゃる通り、確かに御洒落じゃないですね。
世界の多くの人々も、その様に思っています。その理由は、
また、日本の多くの人々は、「礼装とは、礼服を着る事」と考えていますが、日本の普通の礼服(ブラックスーツ)は、礼服では、ありません。世界の多くの人々の目には、普通の「黒い服」としか、映りません。
「結婚式の正しい礼装は云々・・」と説く人は、「正しい礼装」が6000年前に身分制度・階級制度と共に生まれ、民主主義・自由主義の普及と共に、「楽しい礼装」に取って代わられた事実も・・、黒の礼服+白ネクタイの「日本の礼装」が世界の人々の目には、胡散臭いビジネスに携わる人のユニフォームとしか映らない事実も、「世界の嫌われ者」である事実も、ご存知無い方です。
国際化、情報化の時代を反映してか、この事実に気付かれた若い人達が、急増しています。
しかし彼らの多くは 、如何なる服で、如何に装うべきかを、知りません。遊び感覚の流行のスーツに派手なネクタイ、時にはノーネクタイの若者を、見かける事もあります。これも「世界の笑われ者」世界の非常識です。
礼装は、周りの人々と余り違いすぎては、その場から浮いてしまいます。さりとて、周りの人々と全く同じでは、その場に埋もれてしまいます。
そこで周りの人々に、余り違和感を与えない、ちょっと違った礼装の、基本的な服装計画を考えてみました。いずれも世界の多くの人々が納得する、グローバル・スタンダード(世界基準)の礼装です
夕暮れ前まで:花婿はモーニングと思われる場合。 | お昼頃から:花婿が燕尾服orタキシードと思われる場合。 | |
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決め手は | 立衿シャツ&アスコットタイ(又の字)。これで世界の多くの人々は、「昼の礼装」と認識します。 | 立衿のシャツ&蝶ネクタイ。これで世界の多くの人々は、「夜の礼装」と認識します。 |
格式高い結婚式・披露宴では | 正式の「モーニングの正礼装」を致します。モーニング三つ揃+立衿シャツ+アスコットタイ(又の字)の組合わせ。英国伝統の昼間の礼装「アスコット・モーニング」と言う着方です。主に結婚式等、午前中のセレモニーに用いられます。 | 正式の「タキシードの正礼装」を致します。黒タキシード上下+立衿イカ胸or立衿ヒダ胸の両穴シャツ+オニキスor黒蝶貝のスタッド釦&カフス釦+黒の蝶ネクタイ&カマーバンドの組合わせ。タキシードの本場アメリカの人が、「フルドレス」(重装備)と呼んでいる着方です。 |
普通の結婚式・披露宴では | 1.モーニング三つ揃+礼装用のネクタイ+白のワイシャツの組合わせ。普通の「モーニングの正礼装」の着方です。シャツを立衿シャツに替えると、よりフォーマルです。 2.ブラックスーツ(略礼服)+立衿シャツ+アスコットタイ(又の字)の組合わせ。普通の「アスコットな楽礼装」です。ズボンをモーニングの縞ズボンに替えると、よりフォーマルです。 |
1.黒タキシード上下+立衿のシャツ+蝶ネクタイ&カマーバンドの組合わせ。普通の「タキシードの楽礼装」です。御夫婦で出席ならば、蝶ネクタイ&カマーバンドをドレスと似合う色・柄物にすると御洒落です。 2.ブラックスーツ(略礼服)orダークスーツorブレザー+立衿のシャツ+蝶ネクタイの組合わせ。普通の「タキシードな楽礼装」です。上着がシングルの場合、ベストorカマーバンドをすると、よりフォーマルです。尚、黒蝶タイは、「フロアースタッフ」に間違われる恐れあり。 |
格式張らない式・披露宴では | 1.ダークスーツorブレザー+立衿シャツ+アスコットタイ(又の字)の組合わせ。楽しい「アスコットな楽礼装」です。上着がシングルで、Vゾーンが大きい時は、ベストを組合わせる。 2.ブラックスーツorダークスーツorブレザー+立衿シャツ+普通のネクタイの組合わせ。礼装用のネクタイなら、よりフォーマルです。 |
ブラックスーツ(略礼服)orダークスーツorブレザー+ワイシャツ+蝶ネクタイの組合わせ。楽しい「タキシードな楽礼装」です。ワイシャツを流行の色物に替えると御洒落です。 「何もかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに」 |
機を見て、率先して上着を脱いでネクタイはずして、場を盛り上げて、花嫁・花婿をリラックスさせて上げて下さい。
シャツの第一釦、第二釦も外して下さい。こんな格好でも、立衿のシャツ、カマーバンド、黒のサスペンダーで、世界の人々は、その場に相応しい礼装と、認識致します。二次会は、胸襟を開いて大いに楽しんで下さい。
タキシード会議は、礼装相談大歓迎。パーティの場に相応しく、貴方らしい礼装を提案させて頂きます。
周りの人々と、ほんの少し違う礼装です。ちらっと目が合ったら、素早く挨拶…、花嫁・花婿との関係を、聞いて御覧なさい。楽しい会話の糸口が、掴めます。
くれぐれも貴方様は、花嫁・花婿の為にも、結婚式・披露宴では、エンターテインメント(もてなし役)に徹して下さい。
楽しい結婚式・披露宴で有ります様に。祈!宴JOYブライダルパーティ!
私なら、フォーマルを熟知している店を選びます。フォーマルを良く知っている御店なら、色々と相談に乗ってくれて、きっと良いアドバイスが貰える筈です。それにしても、フォーマルを知らない店が、余りにも多過ぎます。
例えば、単なるブラックスーツを、堂々と「礼服」と称して売っている店は、大いに??です。「略礼服」と称するなら、未だ可愛げも有り。
「礼儀とは、礼服を着る事なり。」と確信している方々は、ブラックスーツが礼服でない事も・・、礼服でなくても、礼儀に適った礼装が出来る事も・・、この事が古来より礼節を重んじる、日本人の知恵であった事も・・御存知ない筈です。
「卯の花を かざしに関の 晴れ着哉」曽良。「奥の細道」の中で、私の好きな一句です。
フォーマルを良く知っている御店の見分け方は、立衿のシャツを見れば、スグに判ります。
女王陛下のデザイナー「ハーディ・エイミス卿」その著書「英国の紳士服」で曰く、「背テープの無い立衿のシャツは、フォーマルを知らないメーカーの製品である。(要旨)」この様なシャツを扱っている御店は、フォーマルを知らない店と見なされても、仕方が無いでしょう。背テープの使用法を知らぬ店も、また然り。
「式・宴・宴」私の場合の事例です。
尚、私はブラックスーツ(略礼服)に白ネクタイの「略礼装」は、絶対に致しません。ネクタイは、モーニングタイ、礼装用ネクタイ(白を除く)でも可。ズボンを、モーニングの縞ズボンにすれば、よりフォーマルです。
お昼頃からの結婚式なら、世界の礼服タキシードに優るもの無し。
三つ揃のスーツ+シャツ+ネクタイが、「ビジネスの場」に於ける英国紳士の正装です。シャツ・ネクタイを礼装用に替えれば、世界の多くの人々が認識するグローバルスタンダードの礼装になります。
シャツを立衿シャツ(米国でタキシードシャツ)に替えるだけで、結婚式・披露宴の時間に関係無く、世界の多くの人々が認識するグローバルスタンダードな礼装になります。礼装用のネクタイを用いれば、よりフォーマルです。他の出席者(例の略礼装)の方々にも違和感を与える事なく、結婚式の「場」に相応しいと思います。
夕暮れ前迄の結婚式・披露宴なら英国伝統の「アスコットな楽礼装」です。『スーツとて アスコットタイ(又の字)で モーニング 立衿シャツは 欠かすべからず』
アスコットタイは、礼装用の「又の字」を必ず用います。市販のアスコットタイの殆どが、カジュアル用のパフタイです。御注意の程。
お昼頃からの結婚式・披露宴なら御馴染みの「タキシードな楽礼装」です。『スーツとて 蝶ネクタイで タキシード 立衿シャツで よりフォーマルに』
蝶ネクタイをしただけもOKです。これで全ての服が「タキシードな楽礼装」になる事を、世界の多くの人々は知っています。
サスペンダーを御使用になりますと、ベルトの様に緩んでパンツが下がる事も無く、パンツすっきり、足を長く見せます。又、カマーバンド・ベストにベルトを締めた時の凸凹が表われませんので、ウエストの回りを綺麗に見せます。ジャケットの釦を全部外して着るも、格好いい。
基本的には、三つ揃のスーツの場合と同じです。
夕暮れ前迄の結婚式・披露宴ならば、ズボンをモーニングの縞ズボンに替えると、更にフォーマルな「アスコットな楽礼装」になります。モーニングの縞ズボンで、世界の多くの人々は、夕暮れ前迄の「アスコットな楽礼装」と認識致します。
お昼頃からの結婚式・披露宴ならば、ベストをカマーバンドに替えると、更にフォーマルな「タキシードな楽礼装」になります。
これも基本的には、三つ揃のスーツの場合と同じです。
ベストを組合わせた方が、よりフォーマルである事は、言うまでも有りません。蒸暑い季節では、ベストの代替品カマーバンドを用いれば、より「タキシードな楽礼装」になります。
お勧めは、礼装用のシルバーグレーのベスト。黒のベストは避けて下さい。
尚、ダブルの上着の場合、ベストは不要かと思います。普通ダブルの上着では、ベストは見えませんから・・。
御手持ちの服に、世界の定番の礼装品、立衿シャツ・蝶ネクタイ・アスコットタイを加えて頂きますと、いろいろな服・シャツ・小物と組合わせて、結婚式・披露宴の他に色々なパーティ・会合を宴JOY出来ます。
ブライダルは「式・宴・宴」。宴JOYフォーマル大好きの外人さんなら、お開きの時間に合わせて、タキシードで出席する事でしょう。
しかし北米の様に、親族・親しい友人一同が、花婿と同じor同格の礼装をする習慣の無い日本では、午前中のタキシードは、相当に厳しいものがあります。
昼間のタキシードなる着方も在りますが、タキシードが普及していない日本では、違和感を持たれるだけの事でしょう。
今回は、御手持ちの服+立衿シャツ+アスコットタイor蝶ネクタイの、グローバル・スタンダードの礼装に致しましょう。これなら、日本を含め世界の多くの人々が、認識・納得する礼装です。
「式」を重視するなら、アスコットタイの「アスコットな楽礼装」です。スーツがベスト付きの三つ揃なら、英国伝統の紳士の正装になります。
「宴」をメインにするなら、蝶ネクタイの「タキシードな楽礼装」です。ブレザーで若さ一杯、大いに盛り上げて下さい。そして、礼装の仕上げは、ポケットチーフ…。
「式」には、白のチーフを パフorスクェアorスリーピークに挿して下さい。
「宴」では、奥様のドレスorアクセサリー(スカーフ等)と 同じor似合う色無地or色柄物のチーフを、パフorクラッシュに挿して下さい。
なお、本物の礼装用アスコットタイは、百貨店・紳士服専門店・貸衣裳店でも扱っていない様です。タキシード会議ネットショップに有り。
お昼頃からの結婚式なら、世界の礼服タキシードに優るもの無し。
タキシードを、after6と言ったのは、40年も昔の話。欧米のウェディングは、先ず役所でのofficialの挙式、次に教会でのprivateな挙式、最後にレストランで披露パーティの、式・式・宴。出席者は、自分にとってのメインイベントの「場」に、相応しい服装を致します。朝からのタキシードだって、そう珍しい事では有りません。
我が国で、この時間帯では、大手を振って胸を張ってとは、行き難いとは思いますが、式・宴・宴の二次会まで考えに入れればOKです。二次会では、大いにエンタテインメント振りを発揮して下さい。
「式・宴・宴」 私の場合の事例です。
尚、私はブラックスーツ(略礼服)に白ネクタイの「略礼装」は、絶対に致しません。
花婿の立場で、夕暮れ前までの挙式でしたら全く問題ありませんが、ゲストの立場で、花婿がモーニングと思われる場合以外では、あまりお勧めできません。
ディレクターズスーツは、モーニングと同じく昼間の礼装、夕暮れ時には、ちょっと、つらいかも知れません。
ブライダルは式・宴・宴、お開きの時間を考慮すれば、「タキシードな楽礼装」を御勧め致します。
それに新郎様も、多分タキシードでしょう。友人として「タキシードな楽礼装」で宴・宴の座を、大いに盛上げて下さい。
少しも可笑しくありません。「服」着るモノは、ビジネススーツでOKです。問題は「装」着方です。いつものビジネスの着方は、いけません。
セレモニー・レセプション・パーティ等で、書状にて御案内があったと言う事は、「それ相当の準備万端整えて、貴方の御出で御待ち申し上げます。」と言う、先様の意思表示と心得て下さい。
必ず、フォーマルな装いで出席致します。それが、先様に対する礼儀です。
午後から、ホテルで披露宴となれば、欧米の人々なら「男は迷わずタキシード」ですが、タキシードを持っていない場合は、手持ちのスーツで「タキシードな楽礼装」を致します。
『なにもかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』と覚えて下さい。
この着方は、最新のドレスコード「Black tie optionalタキシードは御随意に」として、国際的に認知されました。
カマーバンドorベストが入れば、更にフォーマルです。着崩れ防止、お洒落に着こなすサスペンダーも、お薦めします。礼装の仕上げに、ポケットチーフを御忘れなく。
シャツ・蝶タイ&カマーバンドorベスト・ポケットチーフ等は、御好みの色・柄の物を選んで下さい。
私は、セレモニー・パーティ・レセプション等の服装は、人々と全く同じでも、違い過ぎても駄目。少し違う位が丁度良いと考えています。
周りの人々とホンの少し違えた、貴方様の服装計画に大賛成です。
更に、シャツを立衿にして、略礼服(ブラックスーツ)+立衿シャツ+蝶ネクタイにすれば、世界の多くの人々が認める「タキシードな楽礼装」です。少しも可笑しくありません。
この着方は、最新のドレスコード「Black tie optionalタキシードは御随意に」として、国際的に認知されました。
ベスト・カマーバンドは、ダブルの服ですので、必要無いと思われます。
大抵の出席者は、例のブラックスーツに白ネクタイでしょう。私は、ブラックスーツに+流行の色物のシャツ+蝶ネクタイをお勧め致します。これなら、世界の多くの人々が認める「タキシードな楽礼装」です。立衿のシャツにすると、よりフォーマルになります。
シャツの色は、紺・ブルー・エンヂ系、お好きな色、何でも宜しいのですが、お目出度いパーティですので、余り暗い色調の物は避けて下さい。
蝶ネクタイは、グレー・紺・エンヂの定番色の物が、後々、使い回しが出来て便利です。シャツの色との調和を考えて、選んで下さい。結婚披露パーティですので、白の蝶ネクタイも面白い。
ネクタイをリフォームした、世界唯一 貴方だけの「エコ蝶タイ」なら、披露宴の「話の種」にも使えます。
ポケットチーフは、蝶ネクタイと同色(黒を除く)の物or白を、パフor柔らかく畳んだスクェアに挿して下さい。
「フォーマルに 迷いに迷いて 蝶ネクタイ 恥も掻かずに お洒落にぞ見ゆ」蝶ネクタイは、最小、最強、最安のフォーマル(ネック)ウェアです。この機会に、ぜひ一つ御求めを。
『なにもかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』
貴方様の服装計画で、OKです。世界の多くの人々が認識している、グローバルスタンダードの「タキシードな楽礼装」です。他の出席者の殆どが、タキシードを着用して来ると想定されない限り、立衿のシャツは必要無いでしょう。
但し、黒の蝶ネクタイは、避けるが無難です。昨今は、黒蝶タイ=宮廷晩餐会orサービススタッフ専用の感が致します。蝶タイ&ポケットチーフは、奥様のドレスと良く似合う色・柄物を選んで下さい。
(ドレスと共布なら言う事無し)ポケットチーフは、華やかにパフorクラッシュに挿しましょう。
昨今では黒の蝶ネクタイは、宮廷晩餐会か、水商売専用の様になってます。奥様と御一緒の場合、外国の方でしたら、奥様のドレスと良く似合う色・柄物を選びます。蝶ネクタイ未だ未だの日本では、探すのは大変かと思います。次善の策として、いろいろな服に使い回しが出来る定番色の、グレー・紺・エンジ等を御勧め致します。
白の立衿のシャツが、よりフォーマルな事は言う迄も有りませんが、普通のシャツでもOKです。色は紺・ブルー・エンヂ系、お好きな色、何でも宜しいです。お目出度いパーティですので、余り暗い色調の物は避けて下さい。格式張らない結婚式・披露宴でしたら、流行の色物のシャツも面白いと思います。但し、あまりダークな色調の物は、「場」に相応しくないと思います。
三つ釦のスーツは、本来ベスト付きの三つ揃の筈。カマーバンドは不要です。今、流行の三つ釦のスーツは、大抵ベストが付いていませんが、やはりカマーバンドは要らないでしょう。釦を掛ければ、カマーバンドは見えませんから・・。
御一緒なさる方と共通のアクセサリーを用いる事を、御勧め致します。小物・アクセサリー等で、御二人が仲の良い処を、演出してみては如何でしょうか。
例えば、スカーフ。女性:肩、腰等に巻く。男性:同じブランドの小さ目のスカーフor大きいスカーフでしたら、適当に切ってポケットチーフにする。パフorクラッシュ挿しで華やかに。
例えば、ジュエリー。女性:パールのアクセサリーを、用いるのでしたら、男性:小さめのパールのブローチを、礼服の衿に留めてみる・・。或いは、御揃いのブローチを身に付けるとか・・。
出来れば、蝶ネクタイ・カマーバンド・ポケットチーフを、ドレスの色と良く似合う色・柄物にするとか・・。ドレスの余り布を用いれば最高です。私共のリサイクルサービス「エコシリーズ」を御利用の程。
あれこれと、考えてみるのも楽しいですョ。
普段から御一緒に外出の際は、一体感が感じられる服装・お洒落に心掛けましょう。パーティの時に、自然に振舞える様になれます。
クロスタイは、手結びの蝶ネクタイの結び途中・解き掛けと言われています。格式を重んずる格調高い結婚式・披露宴では、避けた方が宜しいでしょう。
もっと気軽な、くだけた、気さくな、カジュアルな結婚式・披露宴に御利用下さい。タキシードに限らず、ブラックスーツ・流行のスーツとの組合わせも、洒落てます。立衿シャツにすれば、よりフォーマルな「タキシードのorタキシードな楽礼装」です。
午後からの結婚式でしたら、「タキシードの楽礼装」or「タキシードな楽礼装」を御勧め致します。
服はともかく、必ず蝶ネクタイと立衿シャツを組合わせる事が、ポイントです。「何もかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに」と、世界の多くの人々は認識しています。
そして、普通の結び下げのネクタイの場合は「ビジネス」と、世界の多くの人々は認識致します。故に、ブラックスーツに白ネクタイではビジネス、それも特殊なビジネスに携わる人と勘違いして、世界の多くの人々は嫌悪するのです。
結婚式と披露宴で、コーディネートを変えたいとの事ですが、新郎新婦の様に御色直しは無理でしょう。
私の場合は、さりげなくポケットチーフで、その「場」の雰囲気に合わせる様に致します。
結婚式・セレモニーでは、格調高く白の綿or麻のポケットチーフを、きちんとスリーピークに畳んで、プレスして用います。
披露宴・パーティでは、華やかに色柄物の絹のポケットチーフを、パフorクラッシュに挿します。女性同伴の場合は、ドレスと似合う色柄物に致します。ドレスの余り布を用いるのも、洒落てます。
結婚式・披露宴でしたら、お昼頃からのグローバルスタンダードの礼装「タキシードな礼装」を、御勧めします。
『スーツでも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』と、世界の多くの人々は認識しています。
そして、普通の結び下げのネクタイの場合は「ビジネス」と、世界の多くの人々は認識致します。故に、ブラックスーツに白ネクタイではビジネス、それも特殊なビジネスに携わる人と勘違いして、世界の多くの人々は嫌悪するのです。
それでは、私の考えた「服装計画」です。
御手持ちのダークスーツ(紺色の三つ釦)+立衿シャツ+ワインレッド(エンヂ)の蝶ネクタイ&カマーバンド&ポケットチーフの「タキシードな楽礼装」です。ズボンは、必ずサスペンダーで吊って下さい。ズボンのズリ下がりを防ぎ、すっきりと格好良く見せる為です。そして、ベルトと違って、カマーバンドも凸凹せずに、綺麗に見せます。二次会等で上着を脱いだ場合でも、サスペンダーとカマーバンドで、御洒落に見られる事でしょう。
礼装の仕上げのポケットチーフは、華やかにパフorクラッシュに挿して下さい。
そして私からの提案です。
ワイン仲間の皆さんは、御揃いのワインレッド(エンヂ)の蝶ネクタイ&カマーバンド&ポケットチーフの「タキシードな礼装」で、御二人の門出を祝福なさっては如何でしょうか。御二人は勿論、いつまでも出席者全員の心に残る、結婚式・披露宴になるかと思います。
最近、「オリ婚」「ジミ婚」流行のせいか、コノテの質問が急増してます。
招待状の服・装の指定を、ドレスコードと言います。ウェディングに限らず、パーティ全般、その雰囲気作りには、出席者全員の協力は欠かせません。そのために、ドレスコード(服・装の指定)が有るのです。
私は、「パーティは、知的で楽しい お洒落ゲーム」と考えています。
私は案内状の文面から、パーティの日時・場所・場合・趣旨・内容等を把握し、主催者・主賓・その他の出席者の服装を想定し、御一緒する女性・親戚・友人達の服装も勘案し、自分自身の立場も考慮し、自分らしくて、そのパーティの「場」に最も相応しい服装をする様に、心掛けています。
お二人は、ささやかながら、楽しいウェディングを、お望みの筈です。
「この様な場合は、平服とは略礼服・・」と勝手に解釈した「冠婚葬祭指南書」通りの略礼装(ブラックスーツに白ネクタイ)や、礼服の礼装(モーニングorタキシードの正礼装)は、雰囲気ぶち壊しです。
この様な場合は、「平服とは・カジュアルとは普段着・・」と「国語辞典・英和辞典」通りに素直に解釈し、いつものスーツでOKです。さりとて平服の平装(スーツにワイシャツ・ネクタイ、いつもの着方)は、これ又、雰囲気ぶち壊しです。
気軽な平服・いつものスーツの楽しい礼装で、お出掛け下さい。三つ揃のスーツ(ベスト付き)なら言う事なしです。
平服(スーツ)de礼装:平服の平装・ビジネスの「場」でのスーツの着方の、ネクタイとシャツを変えれば、フォーマルの「場」に相応しい、グローバルスタンダードの礼装になります。
『スーツとて 蝶ネクタイで タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』昼頃からの「タキシードな楽礼装」です。
『スーツとて アスコットタイ(又の字)で モーニング 立衿シャツは 欠かすべからず』夕暮れ迄の「アスコットな楽礼装」です。
平服de礼装は、「列席者は、主な立場の人より1ランク下の服装をする事が、礼儀…。」とする、日本の結婚式・披露宴の仕来たりにも適う礼装です。従ってブラックスーツ(略礼服)の必要は無い、と思います。
平服de礼装は、タキシードは部長以上、モーニングは課長以上、略礼服(ブラックスーツ)は係長になってから、それ迄は平服で、と言う服装規定が暗黙の内に存在する、厳しい身分制度の会社の社員の方々にも、喜ばれています。
そのパーティの「場」に相応しく、御自分らしい「楽しい礼装」で、お二人の門出を祝ってあげましょう。
今回の大役、誠に御苦労様です。結婚式など「集いの文化」は、古今東西「式・宴・宴」と変わりませんが、昨今その内容は、世界的にも後半の「宴・宴」に、力点が移行しています。
一昔前の様に主賓だから、○○だからと、セレモニーの立場でする、所謂「正しい礼装」から、パーティを楽しむその人らしい「楽しい礼装」に、変わりつつあります。
貴方様の服装計画:スーツ+黒の礼装用サスペンダー+立衿シャツ+蝶タイ+ポケットチーフは、今回の結婚式のT.P.O.(時間・場所・場合)にも合致する、楽しい「タキシードな楽礼装」です。少しもオカシクありません。礼装の仕上げに、ポケットチーフを御忘れなく。
楽しい披露宴に相応しい、楽しいスピーチの御準備も御忘れなく。御成功を御祈り致します。
今回の大役 誠に御苦労の事と存じます。日本の結婚行事は「式・宴・宴」、欧米では「式・式・宴」or「式・宴・式・宴」。何れにしても、一日掛りのセレモニー・レセプション・パーティです。礼装を、全ての行事のT.P.O.(時間・場所・場合)に合致させる事は、不可能です。
そこで世界の多くの人々は、自分にとって「メーン」のフォーマルシーンを決めて、その場に相応しく、 且つ自分らしい礼装を致します。
例えば、花嫁・花婿にとっての最重点は「挙式」。そのT.P.O.を考えて、そのセレモニーに最も相応しく、自分達らしい礼装を致します。
しかも日本の様に、御色直しの慣習の無い彼の地では、「式」の開始から「宴」の御開き迄、同じ衣裳で通すのが普通です。
一般の出席者なら「宴」をメーンに、御開きの時間に合わせた服装が多い様です。
午前中からのタキシードも、不思議ではありません。
今回の場合、貴方様にとってのハイライトシーンは、スピーチ。堂々と、タキシードのジャケット&パンツ+立衿のシャツ+蝶タイ&カマーバンドの「タキシードの正礼装」or「タキシードの楽礼装フルドレス」で臨んで下さい。
この時間帯なら、友人代表の立場なら、タキシード姿に違和感を持つ人は、誰も居ない筈です。
そして、ちょっと御洒落な着こなしアドバイス。例えば、ポケットチーフor蝶タイ&カマーバンドを、ドレスと似合う色・柄物にする。「式」の時にはスクェア挿しのポケットチーフを、スピーチ直前に、さりげなくクラッシュ挿しにする…。
先ずは、スピーチの御成功を御祈り致します。楽しい披露宴で有ります様に。
貴方のタキシードは、芸能人のステージ衣裳の様な、特に目立つタキシードでしょうか?普通の黒のタキシードですって!それなら心配御無用、大丈夫。立衿ヒダ胸シャツに蝶タイ&カマーバンドの普通の着方をして下さい。これが世界で通用する普通の礼装、グローバル・スタンダードです。
花婿は結婚式・披露宴の主役、特別な着方(衿にブトニア)、或いは特別な服(花婿の燕尾服・タキシード)で、常に新婦とツーショット…。例え、貴方が目立つタキシードで、御二人の間に割り込んでも、貴方の負けです。新郎を食っちゃうなんて、とても、とても。精々、引き立て役の三枚目が良い処でしょう。
披露宴に限らずパーティでの服装は、周りの人々と違い過ぎては、目立ち過ぎては駄目。浮いてしまいます。さりとて、周りの人々と同じ様では、つまらない、埋没してしまいます。周りの人々と少し違う位が、一番お洒落に見れらます。
21世紀には、タキシードで宜しいと思いますが、日本では、まだまだブラックスーツ(略礼服)に白ネクタイの略礼装が主流。そこで、タキシードのジャケットをブラックスーツ(略礼服)の上着に替えては、如何。これなら、他の出席者も然程、違和感持たぬ筈。ダブルの上着でしたら、カマーバンドも不要です。
更に無難な礼装なら、ブラックスーツorブレザー上下に立衿シャツ・蝶ネクタイを組合わせた、楽しい「タキシードな楽礼装」をお勧めします。この着方・着こなし、ビジネス関連のパーティ・会合に効果的です。
格式高い結婚式・披露パーティで、奥様がイブニングドレスで御出席となれば…。100年前の紳士ならば、迷う事無くイブニングコート(燕尾服)を着用したでしょう。
今の欧米の男性ならば、迷う事無くフルドレスのタキシードで、奥様をエスコート致します。それが「男の務め」ですから…。
フルドレスのタキシードは、「タキシードのジャケット&パンツ+立衿のシャツ+蝶ネクタイ&カマーバンドorベスト」の組合わせです。
ブラックスーツも、「立衿のシャツ+蝶ネクタイ&カマーバンドorベスト」を組合わせれば、フルドレスのタキシードに最も近い、世界の多くの人々が認識している「タキシードな楽礼装」Black tie optionalになります。
奥様と御一緒の場合は、奥様とのコーディネイトを最優先に御考え下さい。それが洒落てて、最も御洒落に見られます。
例えば、蝶タイ・ポケットチーフを、奥様のドレスの色に合わせるとか・・。ドレスの端切れをポケットチーフに用いるのも、面白い。
例えば、奥様がパールのアクセサリーなら、パールのブローチを、スーツの衿に留めてみるとか…。
そうそう、奥様と同じスカーフを切って、胸ポケットに、クラッシュ挿しにしていた奴がいましたっけ…。
とにかく、奥様と御一緒に考えてみて下さい。
正礼装のタキシードの着方:黒のタキシード上下+シャツは立衿ヒダ胸両穴 本カフスor立衿イカ胸両穴+黒の蝶タイ&カマーバンド+ポケットチーフは白のスリーピーク挿し+スタッド釦&カフス釦はオニキスor黒蝶貝+靴は黒のオペラパンプス。
招待状・案内状のドレスコードに、ブラックタイ(正礼装のタキシード)と記されていますか?グルームズメンを務めるのですか?花婿は、「正礼装」の燕尾服orタキシードですか?格式の高い結婚式の主賓なのですか?
世界の多くの国々では、親友・親戚・主な立場の人々は、花婿と同格の礼装を致します。しかし、タキシードまだまだの日本の礼装事情を考えると、この礼装では、正し過ぎて、決まり過ぎて、宮廷晩餐会はともかく、結婚式の「場」に相応しいか、どうか?式に続いての披露宴・二次会を、存分に宴JOY出来るか、どうか?その「場」から、貴方様だけが浮いてしまいそうで、心配で心配で、とても御勧め出来ません。
出席なさる結婚式・披露宴の時間、場所、場面、花婿・主賓・同僚・御友達・その他の出席者の服装などを御再考のうえ、その「場」に最も相応しい、貴方らしい楽しい「タキシードの楽礼装」を致しましょう。
「正装も 場を違えれば 仮装なり」… そこで楽しい「タキシードの楽礼装」へのアドバイスを二つ、三つ。
楽しい「タキシードの楽礼装」で、宴JOYブライダル!
海外挙式と言う事で、難しく御考えの様ですが、グローバルスタンダード(世界基準)の礼装を知っていれば、簡単で、恥を掻く事も有りません。どうやら、フォーマルを知らないブライダル業者が、殊更に難しくしている様です。
結婚式の場合の、グローバルスタンダード(世界基準)の礼装です。
主役である花嫁のウェディングドレスを、真っ先に決めます。次に相手役の花婿の衣裳は、ウェディングドレスと良く似合うモノに致します。
両親・兄弟・姉妹・親族の衣裳は、花嫁・花婿と同格のモノに致します。その他の出席者は、これに準ずるモノにします。
こうすれば日本の結婚式の様に、出席者の服装がちぐはぐになる事は、有りません。
ところで花婿の衣裳は?・・。判りませんので、世界で最も一般的な花婿の礼装・・「タキシードの正礼装」という事で、御質問に順次答えて参ります。(尚、ブライダル業者が「花婿用タキシード」と称しているモノは、タキシードの本場アメリカではGrooms tailcoat、一般のタキシードとは違います。)
『なにもかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』
「タキシードな楽礼装」Black tie optionalの発祥の地は、オーストラリアの様です。くれぐれも「世界の嫌われ者」、ブラックスーツに白ネクタイの「日本の礼装」は、なさいません様に。
チャペルの挙式はともかく、動物園のレストランでの披露パーティには、大いに興味をそそられました。
御色直しの慣習の無い、米国の新郎・新婦です。多分、披露パーティに焦点を合わせた、格式張らない楽しい婚礼衣裳で登場と、予想致します。
出席なさる方々も、披露パーティを楽しみに、そちらに相応しい普段着感覚のカジュアルな礼装・・例えば、カジュアルな服(平服)をフォーマルに着る、フォーマルな服(タキシード)をカジュアルに着こなすとか・・で現れる事でしょう。ひょっとしたら、動物の着ぐるみ・・なんて、あるかも知れません。
そして貴方様の服装計画についてです。
私ならば、普通のスーツ+蝶ネクタイ+立衿シャツの「タキシードな楽礼装」です。
『なにもかも 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに』
と、出席者の殆ど全員が認識しているアメリカです。立衿シャツの事も、あちらでは「タキシードシャツ」と呼んでいます。蝶ネクタイ&ポケットチーフは、奥様のドレスと良く似合う色・柄物を選んで下さい。御二人共通のアクセサリー(例えば、妻:真珠のネックレス。夫:妻の真珠のブローチを、スーツの衿に・・)で、仲睦まじい処を演出して下さい。
リハーサルディナーの服装について。
どの程度の格のレストランか判りませんが、上着を着てネクタイを締めていれば、入店を断られる事は、まず有りません。チョット格が高いかな?と思ったら、蝶ネクタイをすればOKです。宮廷晩餐会じゃないのですから、「タキシードの正礼装」と言う事は、ないでしょう。
それから、ブラックスーツと、シルバーグレーのベスト&ネクタイの組合わせは、「世界の嫌われ者」と誤解されそうです。普通のスーツと組合わせて、お洒落なディナーに用いては・・。
梅雨の盛りのジューンブライド。結婚式・披露宴の案内状が届く。「〇〇も六月の花嫁さんか…」
ジューンブライド、美しい言葉のイメージとは裏腹に、日本は全員不快の梅雨の真っ最中。「夏の礼服、新調するか、それとも貸衣裳で…」などと、考えながら読み進めば、「時節柄、平服で…」とある。「なぁ〜んだ、平服でイィ〜んだ。」と思いつつ、ふと考える。「本当に、平服で良いのだろうか。皆が礼服で、自分一人が平服だったら…」等々、思い悩む諸兄に、タキシード会議から爽涼!爽快!颯爽!と、洒落た紳士の「タキシードな夏礼装」の提言です。
サマースーツ+立衿シャツor夏のワイシャツ+蝶ネクタイ+(カマーバンド)+ポケットチーフの組合わせ。
「サマースーツ 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに」
夏は、思い切って世界の常識「平服de礼装」を、お試しあれ。洒落てます。涼しいですよ。楽ですよ。
暑い、熱い、暑い、夏の披露宴・披露パーティ。案内状には、大抵「平服で…」とあります。正式、正装、正礼装…「正しい」に拘る事は ヤメにして、トロピカル(熱帯)の耐暑の知恵を生かした、「夏の快適アイテム」を上手に組合せた「タキシードな夏礼装」で対処、快適に宴JOY致しましょう。
「平服…」で、さりとて、いつも通りの着方はイケマセン。お気に入りの夏服で、世界の常識『平服de礼装』をして下さい。
サマースーツ+立衿シャツor夏のワイシャツ+蝶タイorクロスタイ(+カマーバンド)+ポケットチーフの「タキシードな夏礼装」、涼しくて洒落てます。
「サマースーツ 蝶タイすれば タキシード 立衿のシャツで よりフォーマルに」
夏のパーティです。夏は、カジュアルウェアが一番快適。さりとて、普段着そのまんまはイケマセン。ジャケットも、パンツも、シャツも、洗濯して、アイロン掛けた、こざっぱりした物を着用して下さい。それから上着は必ず着て下さい。それが礼儀と言うものです。それでは、カジュアルな夏礼装の一例です。
白のジャケット+白のパンツ+アロハ等のカジュアルシャツ(裾はパンツの中に入れる。)+カマーバンド。
カマーバンドをしていれば、ジャケットの釦を掛けなくても、お洒落に見られます。
ジャケットを脱いでも、世界の多くの人々はフォーマルと、認識致します。
白のパンツを、黒のタキシードのパンツに替えれば、よりフォーマルです。夏の略礼服のズボンも、涼しくて良いでしょう。
カジュアルウェアと「夏の快適アイテム」の組合わせですが、「タキシードの正礼装」…黒のタキシードのジャケット&パンツ+立衿のシャツ+蝶タイ&カマーバンドの内、少なくとも一点は、必ず用いて下さい。これで、世界の多くの人々が認める「タキシードな楽礼装」です。
注:「夏の快適アイテム」は、「タキシードな夏礼装」の快適アイテムとは?を参照してください。
21世紀はスーツ復活とか、流行のスーツをキチンと着ている若い方々、オフィス街でよく見掛けます。しかし、ビジネスそのまんまの格好が許されるのは、当日に突然の連絡で出席するパーティだけです。
今回の結婚式の様に、前もって案内状が届き、出席の返事まで出したパーティでは、そのパーティに相応しい、それなりの礼装をするのが、主催者への礼儀かと思います。
タキシードが普及していない日本、猛暑の時季の結婚式…、私は、サマースーツでの御出席に、大賛成です。そして親友の彼も、タキシード等の堅苦しい礼装での出席は、望んでいない筈です。
それでは、私からの提案・アドバイスです。
新調のサマースーツ+流行の色物のワイシャツ(スーツと一緒に御求めかと思います)+白orグレーの蝶タイの組合わせ。
蝶タイをする事で、世界の多くの人々は、お昼頃からの「タキシードな楽礼装」と認識致します。
新調のサマースーツ+立衿シャツ+普通のネクタイor色物の礼装用ネクタイの組合わせ。
立衿シャツを着る事で、世界の多くの人々は、夕刻までの「アスコットな楽礼装」と認識致します。
ポケットチーフは御忘れなく。華やかにパフorクラッシュ挿しに。ネクタイとポケットチーフは、貴方の御好きな色の物を迷わずに御選び下さい。それが貴方のファッション・印象・個性に磨きを掛けます。
今回は、世界の多くの人々が認める、貴方らしい、グローバルスタンダード(世界基準)の礼装で御出掛け下さい。
楽しい結婚式・披露宴・二次会で、有ります様に。
普段カジュアルな服装しかしていない方は、カジュアルな着こなしの「タキシードの楽礼装」をなさっては如何でしょうか。
例えば、タキシードのジャケット+ジーンズ+ダンガリーのシャツ+黒orエンヂor紺orグレー等の蝶タイ&カマーバンドの組合わせとか。
タキシードのジャケットを着て、蝶タイ&カマーバンドをすれば、世界の人々が認めるグローバル・スタンダードな結婚式の礼装です。
タキシードのジャケットの都合がつかない時は、カジュアルのジャケットでもOKです。世界の人々が認めるグローバル・スタンダードの「タキシードな楽礼装」です。
カジュアルなライフスタイルの、貴方らしい礼装で、胸を張って御出かけ下さい。
なお、ジーンズ・シャツは、新品でなくても結構です。洗濯をして、アイロンの効いた、こざっぱりした物にして下さい。それが礼儀と言うものです。
奥様は、何を御召しになりますか。きもの?スーツ?それともブラックォーマルですか?
ナショナルドレス「きもの」なら、世界中、何処でも、どんなパーティ・セレモニーでも通用する礼装ですが、着るのが面倒…。
近頃は、パーティにはドレスと言うのが、日本の常識の様ですが、世界では、ドレスは正式・公式の晩餐会等、特別なパーティの時だけの様です。(大体2〜3ヶ月前にドレスコード付きの案内状が届きます。)
パーティでは、長めのスカート+ブラウスに+そのパーティの場に相応しい色々なアクセサリーで、御洒落をするのが一般的です。この方が着回し色々出来て経済的。色々な着方・着こなしの御洒落が楽しめます。
今回は、長めのスカート+ブラウスを基本にアクセサリーで、結婚式はドレッシーで控えめに、披露宴は明るく華やかに、二次会はリラックスして楽しく演出なさっては、如何でしょうか。
ブライダルですから、アクセサリーはパールを用い、スカーフの御洒落を考え下さい。
なお、スカートの丈は長ければ、よりフォーマル、短ければ、よりカジュアルとの事です。レディースは専門外ですので、具体的なアドバイスが出来ずに、申し訳有りません。
そして、パーティに限らず、御一緒に御出掛けの際は、男性は、女性の服装と良く似合う服装をする事を、心掛けてください。これも又、グローバル・スタンダードな御洒落です。蝶ネクタイ・ポケットチーフをスカート・ブラウスと似合う色物(共生地なら最高)にするとか、共通のアクセサリー・・例えば、真珠のブローチを上着の衿に用いると、仲睦まじく、御洒落に見られます。